このような症状はありませんか?
性交渉の翌日以降に熱が出ると、風邪やインフルエンザ、コロナによる発熱ではないか、あるいは、性感染症にかかったのではないかと心配になるかもしれません。
性感染症は自然治癒が見込めず、放置すると感染が広がる恐れもあるため、下記の症状に1つでも該当する方は、当院を受診のうえ治療を行いましょう。
下記に該当する方は当院で治療を受けましょう
- 発熱のため内科を受診したが軽快しない
- 性交渉の後から全身に倦怠感が現れている
- 急な発熱後、他の症状が見られないまま回復しない
- 皮膚の発疹やできものとともに、
熱も見られる - インフルエンザに似た症状が続く
- 検査を受けたがインフルエンザ、コロナ共に陰性だった
全身に現れる症状について
全身にブツブツとした発疹や斑点・アザができる
詳しい症状
- 身体に広がる赤い湿疹がある
- 1〜2cm程度のしこりが生じた
- ヒリヒリ感を伴う数個の小さな発疹が見られる
- かゆみのある小さなブツブツができた
- 赤紫のアザが身体にあることに気付いた
- 全身に斑点のようなものが現れるようになった
- 打ち身のようなアザがいつまでも良くならない
皮膚に斑点やアザが生じる場合、梅毒の感染が疑われますので、直ちに診察を受けることが必要です。梅毒の初期症状には、口腔内、性器や肛門にしこりが生じ、身体中に赤い湿疹が見られる場合も多々あります。
梅毒は、感染者の持つ梅毒トレポネーマが皮膚や粘膜にできた小さな傷から感染して起きる性感染症です。性交渉を含む、キスやアナルセックスなどの性的接触を介してうつる場合があります。
梅毒の症状は時間の経過によって変化していき、一時的に症状が見られなくなるという特徴があります。初期症状ではただれやしこりが現れ、一旦落ち着いた後、赤い湿疹が生じるという状態を繰り返します。症状が悪化すると、心臓や脳など全身に深刻な症状が出現する恐れがあります。抗生物質が有効な疾患のため、初期に発見して治療を開始することが欠かせません。
風邪と同様の症状が起こる(急な発熱・吐き気・筋肉痛)
詳しい症状
- 急に熱が出た
- 発熱のため内科を受診したが、
風邪ではなかった - 急に38度以上に発熱して今も続いている
- 解熱剤を服用しても熱が下がらない
- 食欲のない状態が長い
- 吐き気や嘔吐が生じる
- 皮膚や白目に黄疸症状が見られる
- 全身倦怠感が続く
のどに感染があり、症状が風邪やインフルエンザと似ている場合は、性感染症を疑います。原因として、淋菌、クラミジア、B型肝炎、C型肝炎、HIV(エイズ)などが挙げられます。内科では症状への対症療法となり、性感染症に対する治療を受けることはできません。繰り返し発症する前に、専門医による診察を受け、治療を開始することが必要です。
疾患 | 特徴 |
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淋病(咽頭部) |
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クラミジア(咽頭部) |
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B型肝炎 |
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C型肝炎 |
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HIV(AIDS、エイズ) |
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気になる症状があれば、早めに当院までご相談ください
性感染症は自然治癒が望めないため、治療を行わないでいると、感染が拡大して重篤な障害に繋がる恐れがあります。
また、不妊や母子感染が生じるケースも考えられるので、少しでも症状が見られる方は、早めに医療機関を受診することが望まれます。
なお、症状が改善された後も、病原体の除去を行い、必要とされる期間まで治療を続けることが必要です。加えて、性感染症の診断を受けた方は、無症状でも感染を否定できないため、パートナーの方も一緒に検査を受けることが大切です。気になる症状があれば、できるだけ早く当院までご相談ください。