TOPへ

性感染症の検査
(性病検査)について

性感染症の検査
(性病検査)について

性感染症の検査(性病検査)について性感染症に分類される様々な疾患は、共通する症状が多いという特徴があります。したがって正確な診断を行うためには検査が必要不可欠です。
また、性感染症は自然治癒が望めず、症状や疾患に応じた薬や治療法が欠かせないため、医療機関を受診する必要があります。
一方で、感染しても症状が見られない方や症状が非常に軽度の方が多く、自覚しないまま病状が進んで、不妊や重篤な障害を招くケースも見受けられます。
感染が分かった時は、たとえパートナーが無症状だとしても一緒に検査を受けることが大切です。
症状がなくパートナーが感染の有無を調べずにいると、完治後に再び感染する恐れがあります。

性感染症検査の重要性

性感染症検査の重要性性感染症に感染しても、症状がほとんど見られない場合が多いため、気付かないうちに感染が拡大する恐れがあります。
また、症状が軽い間に病状が進んで、卵管炎や前立腺炎が生じる場合や、不妊、早産や流産の可能性が高まる場合も考えられます。加えて、母子感染によって新生児に影響を及ぼすケースも否定できません。
最適な治療のためには、検査を行い、正確な診断をつけることが欠かせません。
近年は口腔性交を介した喉の性感染症が増加していますが、症状が風邪に似ているため、見逃されやすいです。
感染する機会が多い場合は、症状が出ていなくても定期的に検査を受けることが重要です。

診察の流れ

1
ご来院予約/WEB問診の記入

 ご来院予約/WEB問診の記入当院では、検査の待ち時間を減らしスムーズにご案内できるように、WEBやLINEによる予約に対応しておりますので、是非ご利用ください。
WEBよりご予約いただく際は、外来予約ボタン内の婦人科外来よりご予約をお願いいたします。
予定時間の少し前になりましたら、受付にて保険証をご提示ください。
また、保険証の提出がなくても自己負担で検査を行えます。
ご来院までにインターネットにてWEB問診を済ませていただけますと、
当日の診療が円滑に進みます。

2
診察

診察診察室では、医師がご記入いただいた問診内容を基に、患者様の状態を拝見し、必要に応じて視診を行います。
感染が疑われる方には、性感染症検査を受けていただきます。

性感染症の検査

感染部位や考えられる疾患などに応じた検査を
実施します。検査内容は以下の通りです。

クラミジアや淋病

腟粘膜や腟分泌液を綿棒でぬぐう検査を行います。

カンジダ

性器の症状に対しては、綿棒で病変部の細胞を擦り取る検査を行います。視診だけでは症状が不明瞭な場合は、腟分泌液をぬぐう検査を実施します。

カンジダ

ヘルペスや尖圭コンジローマ

患部からウイルスを拭い取る検査をします。目視で症状や患部が認められない時は検査を実施しません。

梅毒やB型肝炎、C型肝炎、HIV感染症

血液検査を行います。HIVでは、最初のスクリーニング検査で陽性の場合、確定検査を実施します。両検査共に陽性と判定されればHIV感染と確定します。

なお、デリケートゾーンの症状がある女性の方は、婦人科系疾患の可能性や子宮頸部の検査を行う場合がありますので、婦人科をご受診ください。

性感染症の検査における注意点

性感染症の検査における注意点性感染症は免疫力の低下も引き起こすため、他の性感染症に同時感染する危険性も上昇します。
そのため、病状や感染リスクを考慮して一度に様々な検査を効率的に行うことが望ましいです。
なお、潜伏期間は原因となる病原体によって違いがあるため、検査時期によっては感染が判明しない場合があります。その際は医師の指示に従い、最適なタイミングで再検査を受けるようにしましょう。
また、検査で感染が確認された際は、パートナーの方も早期に検査を受けることが必要です。
性感染症は、感染しても症状に乏しい場合が多いため、たとえパートナーに症状が見られなくても検査は欠かせません。2人共に陽性のケースでは、一緒に治療を受けることで、治癒後の再感染(ピンポン感染)を防ぐことが可能となります。

当院の性感染症検査